そして、休憩明けの1曲目は、真っ赤なドレスを着て、ステージの上に浮かんだ巨大な三日月に腰掛けて、カバー曲「Over the Rainbow」からスタート。
次は、原曲とはアレンジを変えて、しっとりした感じの「Come into My World」を歌いながら三日月がだんだん下に降りてきて、歌い終えるのと同時にステージに着地しました。
いやいや、照明やステージセットも派手だけど、演出も派手ですね~!!!
そして、ステージの巨大スクリーンにカイリーの映像と共に「Burning UP」が流れ、黒い衣装にチェンジしたカイリーが登場し、なんと、なんと、歌い出した曲はマドンナの「Vogue」!!!
おおおお、マジか~~~~~!!!!!
僕、マドンナも大好きだから、カイリーが歌うヴォーグが聞けるなんてヤバいっす!!!
続いて「The Locomotion」なんだけど、これは、何だかジャズのような変なアレンジ……。
え~と、これは、普通のバージョンで聞きたかったです……。
そして、次の曲は「I Should Be So Lucky」!!!!
いやぁ~~~、この曲でカイリーを好きになったから、これも聞けてめっちゃめちゃ嬉しいです!!!
それから、銀色の前髪パッツンのウィッグを被って、派手な色のマントを羽織って、「Can't Get You Out of My Head」!!!
なんだか、衣装もセットも照明も、遠い未来からやってきたような、もしくは、存在するか分からない宇宙都市で起きている出来事のような、すごく不思議な演出なんだけど、カイリー最大のヒット曲ってこともあって、会場はめちゃめちゃ盛り上がっています~~~!
続いて、「Light Years」歌い始め、円形のステージがウェディングケーキのように3段になって少しずつ上昇し、上昇しきったステージの一番上でカイリーが歌い出した曲は、なんと、なんと、「Turn It into Love」~~~~!!!!
いやぁ~~~、これもマジでヤバい!!!
これ、「愛が止まらない」という邦題で、日本でのみシングルカットした曲なので、まさか今回のセトリにこれが入るとは!!!
いやいや、聞けると思ってなったので、ほんと~~~に興奮してます~~~!!!!!
となりの女の子と巨大な円形の3段ステージを見て、「ウェディングケーキみたいだね~!」なんて言いながら、大騒ぎしたところでコンサートの本編は終了しました。
そして、アンコールでは、「Especially for You」と「Love at First Sight」を歌い、休憩を除いて、約2時間の復帰コンサートは幕を閉じました。
「Especially for You」を歌ってくれた時、アンコールだし、初日だし、もしかしてジェイソン・ドノヴァンが出てくるのでは?!?! なんて思ってたけど、さすがにそれはなかったです。
僕が高校生の頃から一度でいいから海外で観たかった3人のアーティストが、マドンナ、マイケル・ジャクソン、カイリー・ミノーグです。
今年の7月に観たマドンナに続いて、今夜、カイリーのコンサートを観る夢も叶いました!
そして、とにかく今夜のコンサート、会ったばかりなのに、隣の席の女性グループと一緒に楽しめた事も、本当に本当に嬉しかったです!
僕が途中で、「あまり英語が話せないから……」と言うと、彼女は、「大丈夫!ちゃんと伝わってるわよ!」と本当に優しく親切に接してくれて、1人で観に来たのに、まるで友達と騒ぎに来たパーティーのように楽しく過ごす事が出来ました。
好きなアーティストのコンサートで、こういう出会いがあるのも嬉しいですよね!
時刻は、22時40分。
一緒に楽しませてもらった隣の女性と「本当に楽しかったね!!!ありがとう!!」と挨拶をし、ハグをして別れました。
マドンナとカイリーって、よく比較されていて、幸運にも、今年両アーティストのコンサートを初体験出来たんですが、それぞれが本当に素晴らしいと思いました!
まあ、正直に言うと、マドンナに比べてカイリーのコンサートの方が、ダンサーの動きがちょっとバラバラだったり、カイリーは熱唱するっていうようなアーティストではないので、マドンナのライブよりも、「う~ん」という部分もあったけど、それでも、演出も衣装も照明もとても凝っていて本当に完成されたショーでした!
マドンナは完璧主義、カイリーは完璧さを求めるよりは、自分も楽しみファンも楽しませるツアーのタイトル通りショーガールって感じですかね!
カイリー、金髪ショートのウィッグ、アラビアン風、猫耳を付けたヒョウ柄のコスプレなどなど、何着も衣装を着替えて、何度も髪型も変化させ、本当に本当に可愛いショーガールでした!
【2006年11月、シドニー体験談 つづく】
編集部 松浦