#3 2004年5月12日 ニューヨーク 【JC・シャゼイ】

僕もチケットを見せ、中に入ったんですが、ちょっと仕組みが分かりません……。

とういのは、今夜のライブはオールスタンディングなんですが、ステージ向かって右側の方に少し高くなった場所があって、ここに上がってステージを観たらすごく見やすそうなんだけど、テーブルと椅子が置いてあるんです。

これは、指定席なのかな? それとも、スタンディングのチケットでも行っていい場所なのかな???

う~~~ん、分かりません……。

悩んでいるうちに、その少し高くなっているテーブル席もどんどん埋まっていったので、ステージ正面のスタンディングエリアで観ることにしました。

そして、コンサートの開演をまだかまだかと待ちわびている時に、ちょっとしたトラブルが……。

高校生くらいのアメリカ人の女の子が、後ろの方からどんどん前の方に割り込みをしてきて、ちょうど僕の前に立ち、僕の視界が遮られる形に。

ステージからはちょっと遠いけど、まあまあ見えやすい状況だったので、ありゃ、、、と思い、ちょっと体を横に動かし視界を再度確保しました。

すると、その女の子が、後ろにいた友達に、

「あなたたちも前に来なよ~!」

と声を掛け、何人かの友達に割り込みを勧めているんです。

後ろにいた友達もどんどん前に割り込み、僕の視界が全て遮られる形になってしまい、ステージがまったく見えない状況になってしまいました。 アメリカ人、デカいし……。

僕、これはちょっとどうなんだろうと思って、もともと英語がそんなに話せる訳ではないんですが、あえて日本語で少しだけ強めに、

「見えないんですけど!」

と言うと、その呼び込みをした最初に割り込んできた女の子が、

「あんた何言ってんの?!英語話しなさいよ!!! 英語も分からないのにコンサート来てるの!!!」

と逆切れされまして……。 こ、怖い……。

すると、僕の横にいた人たちが、すごくいい人たちで、その割り込みした女の子に、

「あんたが割り込むから、彼も私もステージが見えないでしょ! あんたたち何なのよ!!」

と、結構な強さで言ってくれまして、その割り込みガールはそこから後ろに下がっていきました。

いやいや、ちょっとドキドキしましたが、周りの人たちの助けもあり、無事に視界が確保出来ました!

そんなこんなで、ひと悶着ありましたが、少ししてJC・シャゼイのライブがスタート!

いやぁ~~~、カッコいい!!!!!

イン・シンクのライブは、アリーナやスタジアムで開催しているのに、今夜はこんなに小さな場所でJCのパフォーマンスを観られるとは!

ジャスティンのソロアルバムはR&B路線でしたが、JCのソロアルバムはすこし80年代っぽいポップアルバムです。

ジャスティンは、ボーカルもダンスも決めるところはビシッと決めるけど、いい意味で抜きがある感じなんですが、JCはボーカルもダンスも抜きがなくて、常に全力でパフォーマンスをしているので、なんか、声量もダンスの動きもデカくてすごいです!

俺の好きな曲、「All Day Long I Dream About Sex」なんて、間奏でのダンスが激しすぎて、腕が取れちゃうんじゃないかってくらい全力!

初めて観たJCのライブ、ダンスナンバーはカッコいいし、バラードは聴かせてくれるし、昨年のジャスティンに続いて大満足でした!

【2004年5月、ニューヨーク体験談 おわり】 

編集部 松浦
 
※ちなみに、1922年オープンしたこのローズランド・ボールルーム、2013年4月に閉鎖となり約91年の歴史に幕を閉じたのですが、最後はレディー・ガガがこのホールのラスト公演を行いました。

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