会場の照明が落とされ、ステージの上のスクリーンに、ロッドがデビューしてから現在までの映像が次々に映し出され、そしてそして、ステージ中央にロッド・スチュワートが登場すると、会場のファンは大興奮です~~~!!!
いや~~~、初めて観る生ロッド、なんだかものスゴイ存在感!!!
歌い出し一発目の声から、もうもう、本当に本当に圧倒的な迫力です~~~!!!
ジャスティンのコンサートと違って、ド派手な演出は全く無いし、大掛かりなセットがあるわけでも無いし、大勢のダンサーがいるわけでもありません。
でも、ロッドの迫力のヴォーカルとパフォーマンス、ただただそれだけで、本当にファンの心を掴むには十分で、とにかく彼の歌声に会場が一体となって、全員がこのライブを楽しんでいます!
昨日のジャスティンは、エンターテイメントショーという感じでしたが、今夜のロッドは、まさしく「ライブ」という感じ!
年配のファンが多いせいか、客席のほとんどの人たちが座ったままステージを観ているんだけど、それでも、周りを見渡すとみんな素敵な笑顔をしていて、会場中のみんながこのコンサートを楽しんでいる事が、すんごくよく分かります!!!
いや~~~、本当にいいですね~~~!!!
ロッドのしゃがれたボーカル、パワーと迫力だけじゃなく、何だか、癒しの力もある気がします。
そして、ロッドがステージ目の前の最前列の席に近づいてパフォーマンスをすると、みんな、興奮を抑えきれなくなったのか、多くのファンが自分の席を立ってステージに駆け寄り始めて、ステージの周りはオールスタンディング状態です!
日本と違ってその状態を警備員が止めたりする事は無く、みんなステージの真ん前で手を伸ばしてロッドのコンサートを楽しんでいて、花束を手渡したり、握手をしてもらったり、中にはステージに上がってロッドに抱きつきながら踊る人の姿も!
そして、ロッド、なんとステージから下りて、客席に飛び込んで歌い出しました~~~!!!
いや~~~、あの席の人、めっちゃ羨ましいです~~~!!! これぞアメリカのライブ!!!
こういう雰囲気は、きっと日本では味わう事が出来ないと思うので、これこそ、まさに海外で体験するライブならでは!!!って感じです!!!
僕はロッド・スチュワート世代ではないので、正直、曲もあまり知らなくて、「Da Ya Think I’m Sexy?」、「Downtown Train」、「Have You Ever Seen The Rain」くらいしか分からなかったですが、知らない曲でもアーティストに力と魅力があれば気持ちは引き込まれるものなんだな~って思いました!
で、あっという間に本編は終了し、アンコールで登場したロッドが「Maggie May」を歌うと、会場中が大合唱!!!
その様子にロッドが両手を上下左右に振り、指揮者の真似をするとファンの歌声はさらに大きくなって、みんなの歌声がマディソン・スクエア・ガーデン響き渡って、僕、ちょっと感動して涙が出てきました……。
今回のニューヨーク1人旅はジャスティンがメインで、「滞在中にロッドのコンサートがあるなら、ちょっと観に行ってみようかな!」、くらいの軽い気持ちでチケットを購入したんです。
でも今、ロッドのコンサートに足を運んで、本当に本当に良かったと思っています!
やっぱり、40年も現役で歌い続けてられるのは、それだけの魅力があって、今でもマディソン・スクエア・ガーデンのような大きなアリーナでコンサートが出来るというのは、それだけ人を惹きつけるパワーがあるんだな~って思いました!!!
昨夜のジャスティンに続いて、初めて観た今夜のロッド・スチュワートのライブも、本当に、本当に最高でした~~~!!!!!
【2007年2月、ニューヨーク体験談 おわり】
編集部 松浦